クリニック・ラ・プレリーとは
歴史
1931年、クリニック・ラ・プレリーにおいて、チューリッヒ大学卒のポール・ニーハンス教授による新鮮な動物細胞の投与が試みられました。生死の境をさまよう女性患者は、数時間後に意識を取り戻すことができ、結果は素晴らしいものとなりました。
この経験に促され、ポール・ニーハンス教授はその発見と方法を公にする前に、できれば少なくとも5,000件は裏付けとなるケースが欲しいと考えていました。
1953年の春、ポール・ニーハンス教授は、バチカンの医師たちから、病床の教皇の元に呼ばれました。彼等の要望で、ローマ法王ピウス12世に細胞治療投与を行い、成功したのです。そのニュースはたちまち世界中をかけめぐり、世界のメディアはポール・ニーハンス教授とクリニック・ラ・プレリーの名を世に広めたのでした。
1970年代後半、企業家のアーミン・マトリー氏によってクリニック・ラ・プレリーは買収され、その後マトリーファミリーがクリニックの伝統とスイス品質を作り上げました。
クリニック・ラ・プレリーでは、リバイタリゼーション※プログラムにはじまり、長年にわたってビューティー・プログラム、メディカル・チェックアップ、体重管理、睡眠療法、禁煙などのプログラムを開発してきました。また、近年クリニック・ラ・プレリーのメディカルスパは世界でもトップクラスの医療スパとして様々な賞を受賞しています。
※リバイタリゼーション…スイスにおける正式許可名です。
企業理念
クリニック・ラ・プレリーでは、強い心と健康な体が、
より充実した健康寿命(生活)をもたらしてくれると考えています。
持続可能な方法にて肉体的、感情的な不安感を癒し、今後の健康問題を予防できるよう努め、
革新的な医学の専門知識があり、国際的な訓練を受けた医師たちが、
皆様の信頼に応えていける治療に専念していきます。
タイムライン
- 1931年
- ポール・ニーハンス博士、クリニック・ラ・プレリーにて新細胞注射を初めて試みる
- 1947年
- 初の保存細胞による注射
- 1949年
- 初の凍結細胞による注射
- 1953年
- ローマ法王ピウス12世が治療を受け、そのことにより世界のメディアから注目される
- 1960年
- ニーハンス博士、細胞療法倫理国際協会の設立
- 1966年
- ニーハンス博士引退(1971年死去)
- 1976年
- アーミン・マトリー氏がクリニック・ラ・プレリーを買収
- 1987年
- CLP抽出成分の大規模な科学的研究プログラムの立ち上げにあたり、
オットー・ウエストファル教授(旧マックスプランク免疫研究所、フライブルグ・ドイツ)が任命される
- 1988年
- 新CLP抽出成分が開発される
- 1998年
- エイジングと免疫学の研究を目的としたクリニック・ラ・プレリー財団設立
- 2007年
- 最新のCLPリバイタリゼーションの経口投与を導入する
- 2016年
- クリニック・ラ・プレリー85周年を迎える